臨床心理士とは 資格を取る方法
臨床心理士とは文部科学省の認可する財団法人 日本臨床心理士資格認定協会が認定する資格です。
現在、日本における心理系の資格の中で最も認知度が高く、最も信頼度のある資格だと言えるでしょう。
臨床心理士 基本情報
(2017年2月14日時点での情報です)
【業務内容】
臨床心理学の知識や技術を用いて悩んでいる人の相談にのったり、解決へと導いていったりします。
心の病を抱えた患者さんを助けるという意味では精神科医と似ていますが、両者は病気に対するアプローチが違います。精神科医は患者に現れている症状の後ろに何らかの病気があると想定し、その病名を特定して薬物処方で改善を促します。一方臨床心理士は治すというよりも問題を抱えた人がそれを乗り越えられるように、心理テストやカウンセリングなどを通じてサポートしていきます。
【活躍の場】
臨床心理士の活躍の場は幅広く存在します。
教育分野であれば、学校内の相談室や教育センター、各種教育相談機関。
医療・保健分野であれば、病院や診療所の精神科・心療内科、市区町村の保健センター。
産業分野であれば、企業内にある相談室や健康管理センターなどです。
【認定団体】
日本臨床心理士資格認定協会
【受験資格】
・臨床心理士養成に関する指定大学院(1種・2種)を修了した者
・臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了した者
・諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴および必要な心理臨床経験が2年以上の者
・医師免許取得者で、必要な心理臨床経験が2年以上の者
つまり日本臨床心理士資格認定協会が指定する「大学院」で臨床心理に関する知識と技術を学び、必要単位を取得して、そのうえで臨床心理士資格試験に合格し、登録手続きを経てはじめて臨床心理士として認定をされます。
試験は年に1回ですが受験資格が厳しいため合格率は約50%と比較的高めになっています。
近年は仕事や人生に疲れ果てた中高年だけでなく、20〜30代の若者や、子供のうつ病などが急増し社会問題となっています。ストレスで心の病にかかる人が多い現代において、心の専門家に対する需要はますます高まっていくでしょう。
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